(一般社団法人)ドレスト光子研究起点発足記念シンポジウム開催

表記のシンポジウムが去る11月6日、同法人(略称はRODreP)の研究拠点の会議室(日亜化学工業(株)横浜技術センター1階)にて開催されました。募集定員に達する36名が参加されました。講演内容などは下記のとおりです(敬称略)。

顧問の宮原、代表理事の大津によりRODrePの発足の経緯についての説明がありました。これまでのドレスト光子に関する実験研究の大きな進展と包括的技術への応用の実績を踏まえ、これらをさらに発展させるにはオリジナルな基礎理論の研究を加速する必要があり、研究の自由度を確保するために民間の法人組織で実施することが有利なことから、RORrePが組織され、今年度より活動が開始された旨が紹介されました。

次に、啓蒙広報活動の一環として「(招待講演)CGで可視化・映像化することの意義 -自然現象からドレスト光子まで-」(菊池)、産業への貢献として「ドレスト光子と社会の接点」(納谷:理事)と題する講演がありました。

その後はRODrePの主事業である基礎理論研究に関する一連の講演が続きました。「(招待講演)ドレスト光子のための応答理論 -非共鳴条件、光学フォノンの大切さ-」(坂野)、「ドレスト光子の理解にむけて:”時空の渦力学“が導く仮想光子モデル」(佐久間:理事)の後、RODrePが先に公募した共同研究費補助金の受賞者3名による研究構想、「量子確率論および量子ウォークの数理を活用したドレスト光子研究・オフシェル科学の構築」(西郷)、「ドレスト光子への代数的量子場的・測定理論アプローチ 」(岡村)、「作用素環論、スペクトル理論に基づくドレスト光子」(安藤)がありました。最後に総括講演として「量子場として見たドレスト光子:運動量空間での特徴づけ」(小嶋:顧問)がありました。

上記の講演題目が示すように、ドレスト光子に関する理論研究は既存の電磁気学、光学、量子光学とは異なる新しい枠組みからなっています。特に最後の総括講演では従来の枠組みから脱することにより「ドレスト光子とは何か?」、ひいては「光とは何か?」という疑問に対する回答を得るためのヒントが提示され、これをもってRODrePの活動の力強いキックオフとなりました。

講演終了後の懇親会では講演者と参加者、RODrePメンバーとの間で熱心な情報交換が行われました。

 


シンポジウム風景

左から大津理事長、共同研究費補助金受賞者3氏(安藤、西郷、岡村)、小嶋顧問。

 

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